マーケティング~その①
みなさん、こんにちは。
前回の記事で「次回から数字について・・・」なんて話しましたので、今回からは予定通り数字について色々とお話していきます。
数字についても色々あるというのは前回の記事の中で少し触れましたが、今回の記事からみなさんにお話していくのは「ビジネスを営む上で最も大切な数字」である「お金」の部分、まずはマーケティングについてお話していきたいと思います。
一口に「マーケティング」といってもそこには色々な種類がありますよね。
「販売」に関わるもの、「仕入」に関わるもの・・・はじめはまず「販売に関わるマーケティング」からお話していきたいと思います。
例えば通信販売のサイトを営んだり、実際にお店を運営されている方々にとってもっとも敏感になる部分はやはり「売上金額」ではないでしょうか。
もちろん利益が最重要なのは子供でも理解できる理論ですが、その利益のボリュームに大きく関わるのが「売上」という数字です。
この「売上」を上げるためにみなさん日々頭を悩ませていると思いますし、効果を得るためにマーケティングの書籍を読んだりしている事とも思います。
もちろんそれもひとつの方法ですが、実はみなさんのお手元にマーケティングに役立つとても大切な宝物が転がっているのです。
それは「販売実績データ」です。
実際に「誰が」「何を」「いくつ」「いくらで」「どうやって」買ったかが明快に記されたこの「販売実績データ」、もちろん活用されている方々も多いでしょう。
例えば過去の売り上げ実績を見て「何が売れたか」くらいの分析はほとんどの方が実行されていると思います。
ですが、この「販売実績データ」にはマーケティングについて非常に大切な他の情報もたくさん記されています。
この「販売実績データ」から何が読み取れるか、そしてどのように分析しどのように活用すればどのような効果が得られるか、そうした事を今回から数回に分けてお話していきます。
予めお断りしておきますが、ここで私が唱える「販売実績データ」については後の分析作業に必要なデータを記録するためのフォーマットがあります。
皆様のお店や通信販売サイトでのデータには私の唱えるフォーマット上で不足している部分もあるかもしれません。
または個人で営業されている飲食店さんなど「そもそもデータなんか取ってないよ」という方もおられるかもしれません。
でも大丈夫、今から始めましょう。
明日・あさってに効果の出るものではなくても、ある程度未来に目を向けていけば徐々に効果は現れてきます。
今やらなければ何年たってもその効果は現れません。
レジから出るデータである程度のことはわかっても、改めて表計算ソフトなどにまとめておくと、後日の分析が非常に楽になります。
また、通信販売サイトを営む事業者のみなさんは、販売実績データがなくても「出荷実績データ」なら必ずあるはずです。
通販モールなどを利用されている方ならそのモールが準備したデータが必ずありますし、自身で構築したサイトであっても宅配業者を利用している限りは宅配業者の荷札発行ソフトから必ずデータはダウンロードできるはずです。
そうしたものを活用して日々のデータを蓄える癖をつけておけば、今後お話しするマーケティングについての分析は勿論のこと、外部環境の変化(商品の逸り廃りなどの変化)にもすぐに気付くことができますので「販売機会損失」や「不良在庫を抱える」などのリスクは格段に少なくなるはずです。
長くなってしまいましたが、次回は「販売実績データに必要な項目」についてお話しする予定です。
各項目を記録していくことでどのような事がわかるか、またそれを分析するために必要な手法についてなど、いよいよ具体的な内容に言及していきます。
ぜひご期待ください!
(*´ω`)